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朝鮮人参の認知機能向上効果の確証的なエビデンスはない

朝鮮人参は、数千年前から、疾患の治療や抗加齢のために用いられてきた。現在、朝鮮人参は中薬(中医学の薬草療法)の「ベストセラー」リストにおいて主要な位置を占めており、世界中で最も広く使用されている植物製剤である。今回のレビューは、認知機能に対する朝鮮人参の効果を評価する、二重盲検および単盲検ランダム化プラセボ対照試験を同定することを目的とした。健常参加者に対する朝鮮人参の効果を調査する5件の試験から有効性についての情報を抽出することができ、今回のレビューの対象とした。朝鮮人参は、認知、行動、および生活の質への何らかの有効性が認められるようだった。この重要な点について、さらに厳密なデザインの試験が必要である。

訳注

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD007769.pub2】

Citation
Geng J, Dong J, Ni H, Lee MS, Wu T, Jiang K, Wang G, Zhou AL, Malouf R. Ginseng for cognition. Cochrane Database of Systematic Reviews 2022, Issue 3. Art. No.: CD007769. DOI: 10.1002/14651858.CD007769.pub2.

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