分岐鎖アミノ酸の補給による正期産新生児・早産新生児の栄養改善

論点

分岐鎖アミノ酸(BCAAs)の補給は、正期産新生児・早産の新生児の身体的・神経学的発達やその他の健康状態を改善するか?

背景

必須アミノ酸の一つであるロイシン、イソロイシン、バリンは新生児の栄養補給に重要な役割を果たしているが、最適な投与量は不明である。新生児は通常、母乳や人工ミルクからBCAAsを摂取し、早産や仮死(低酸素脳症)、感染症など様々な問題で病院で治療を受けている児は、輸液から摂取することがある。BCAAsの不適切な摂取は、哺乳不良や不適切な輸液療法によっても引き起こされ、成長不良や神経障害を引き起こす可能性がある。そこで我々は、BCAAの補給が、正期産および早産の新生児の健康転帰を改善できるかどうかを明らかにしようと試みた。

研究の特性

正期産および早産の新生児に対するBCAA補給の効果を評価した適格なランダム化比較試験は見つからなかった。本エビデンスは2019年8月にアップデートされた。

主要な結果と結論

このレビューでは、BCAAの補給が、正期産および早産の新生児の身体的成長および神経学的発達に及ぼす効果を示唆することはできない。新生児領域ではこの評価が非常に重要であるため、今後の研究が必要である。

訳注: 

《実施組織》 小林絵里子、阪野正大 翻訳[2021.02.09]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD012273.pub2》

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