双胎妊娠女性への計画帝王切開

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著者の結論: 

双胎妊娠の分娩法について、臨床的アドバイスをできるほどの確固たるエビデンスは存在しない。女性は両アプローチの利益、リスク、また新生児と母体に与える短期的、長期的な影響等について説明を受けるべきである。今後の研究から、長期的アウトカムを含むバイアスのないエビデンスが得られるであろう。

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背景: 

双胎妊娠は主に未熟であることと関連した周産期死亡率の上昇と関連しているが、出生時の合併症も周産期の死亡や罹病率に関与している可能性がある。そのため、合併症を回避するための計画帝王切開も考慮されるべきである。その一方で、出産時に分娩にまつわるトラブルを回避するための他の臨床介入(骨盤位のための計画帝王切開と連続的な胎児心拍数モニタリング)のランダム化試験から、短期間の周産期死亡率と長期的神経学的アウトカムとの間に予想外の乖離があることが示された。帝王切開が現在の、またその後の妊娠時に母体に与えるリスクも考慮に入れなければならない。

目的: 

双胎妊娠の計画帝王切開が短期的および長期的に母体と新生児に与える影響を調べる。

検索方法: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Register(2011年9月30日)を検索した。

選択基準: 

双胎妊娠女性への帝王切開と計画経膣分娩の方針を比較したランダム化試験

データ収集と分析: 

2名の研究者が独立して適格性と質を評価し、データの抽出を行った。データの正確さもチェックされた。

主な結果: 

割りつけの隠蔽化(コンシールメント)が未確認の1件の試験では、60例の頭位/非頭位の双胎妊娠女性について帝王切開と計画経膣分娩を比較した。周産期のアウトカムにはなかった。この試験は規模が小さすぎて、両アプローチに臨床的に意味のある利益が存在する可能性を排除できない。現在、追加の試験が進行中である。

訳注: 

監  訳: 江藤 宏美,2012.4.10

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

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