活動性潰瘍性大腸炎の治療に対するプロバイオティクス

潰瘍性大腸炎(UC)は、結腸の炎症を引き起こす一般的な疾患である。現時点のこの疾患の治療法で有害事象を経験している患者はかなりの割合でおり、結果として新たな代替治療が模索されている。プロバイオティクスは、胃腸炎や嚢炎など、他の炎症性疾患の治療に使用されている生きた微生物である。本レビューでは、活動性UCの治療としてプロバイオティクスの使用に関するエビデンスを調査した。現時点の研究では、軽度から中等度の潰瘍性大腸炎の患者に対し、プロバイオティクスを従来の療法と併用しても従来の療法単独よりも有益であるとは示唆していない。プロバイオティクスが疾患の活動性を低下させるかもしれないという限定的なエビデンスがある。しかし、活動性UCの治療にプロバイオティクスの使用を推奨する十分なエビデンスは得られていない。活動性UCの治療としてプロバイオティクスが使用できるか否かついての評価には、さらに大規模で、適切にデザインしたランダム化比較試験が必要である。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[208.11.24] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD005573.pub2】

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