外傷によりアンキローシス(骨性癒着)した前歯への治療介入

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著者の結論: 

骨性癒着した永久歯の前歯に対する治療法を比較したRCTから導けるようなエビデンスはなかった。すなわち、この分野での高いエビデンスはないので,今後のうまくデザインされた研究が必要である。

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背景: 

外傷歯が周囲の歯槽骨に癒着することがあり、その現象は骨性癒着といわれている。骨性癒着した永久歯の前歯は、顎顔面の成長過程での萌出が止まり位置異常歯(転位歯)となる。その結果、機能的,審美的な問題を抱えるようになる。また、骨性癒着歯は、歯根吸収をきたし、最終的には歯の喪失に繋がる。そのような骨性癒着した前歯へのいくつかの治療介入が試みられているが、どの治療法が最も効果的かは不明である。

目的: 

骨性癒着した永久歯の前歯に対する治療法を評価すること。

検索方法: 

以下のデータベース、すなわち、Cochrane Oral Health Group Trials Register (to September 2009); Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL) (The Cochrane Library 2009, Issue 3); MEDLINE (1950 to September 2009); EMBASE (1980 to September 2009); and LILACS (1980 to September 2009)を言語制限なしで検索した。

選択基準: 

年齢は制限せず、骨性癒着して転位した永久歯の前歯に対する治療法を比較したランダム化比較試験(RCT)だけを選択した。

データ収集と分析: 

評価は、2人のレビュアーが別々に行った。なお、著者が無関係にデータを抜粋したり、Cochrane Collaboration法に基づいたバイアスのリスクを評価したりする意図がある場合は除外した。

主な結果: 

抽出されたのは、77研究となった。しかし、基準に合致した研究はなく,除外した。

訳注: 

監  訳: 稲垣 幸司,豊島 義博,JCOHR,2011.11.11

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

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