分娩時の疼痛に対するバイオフィードバック

バイオフィードバックとは、シグナルを発する電子機器の助けを借りて、女性が身体からのシグナル、例えば心拍数、筋肉の緊張、体温などを意識し、最終的に身体反応の変化に気づくように訓練することを目指した療法である。例えば、呼吸の速さ、リズム、タイプに意識を集中することによって、女性が自身の身体反応をコントロールできるようにし、疼痛など複数の健康上の問題に対する行動療法とすることを目指す代替アプローチである。このレビューの目的は、妊婦教室で教えられたバイオフィードバックに分娩時の疼痛を緩和する効果があるかどうかを確認することである。このレビューは、4つの試験を対象としている(初産の妊婦186例)。個々のランダム化比較試験におけるが大きく、試験の質が低いため、確実な結論を導き出すのが困難であった。試験の大半は、筋緊張を測定する筋電図バイオフィードバックの効果の評価を実施していた。吸引・鉗子分娩、帝王切開、陣痛促進および鎮痛薬の使用に関して、バイオフィードバック群と対照群の間に有意を認めなかった。筋電図バイオフィードバックの分娩時疼痛に対する効果を評価する十分な情報はなかった。このレビューは、分娩時疼痛を対象としたコクランレビューのシリーズの1つである。このシリーズは、女性の分娩時疼痛のシステマティック・レビューを概観する上で役立つと考えられる(準備中)。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD006168.pub2】

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