多胎妊娠に対する胎児減数手術

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多胎妊娠女性での胎児減数の影響に関するランダム化比較試験(RCT)によるエビデンスは入手できませんでした。 非ランダム研究によるエビデンスは、潜在的なバイアスを伴います。 2人以上の胎児を妊娠した女性は、決心することが難しい問題に直面します。 このような多胎妊娠では合併症が起こる危険性が高くなります。 残りの胎児の健康状態を改善させるため、胎児の数を減らすことができます。 両親がこの難しい選択を行うのに有用で良好な研究はありません。

著者の結論: 

多胎妊娠女性での胎児減数手術のリスクと利益を報告しているランダム化試験による利用可能なデータを認めなかった。 胎児減数手術のリスクと利益について最も信頼性の高いエビデンスがRCTから得られるまで、 選択的中絶による胎児減数は女性、特に不妊症の既往歴のあるカップルに許容されない。 本選択肢の許容性およびランダム化を受ける意思は、カップルの社会的背景および信念によって異なることから、 そのような試験への組み入れは非常に困難であると予想される。

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背景: 

カップルが高次多胎妊娠のジレンマに直面した場合、3つの選択肢がある。 全数の妊娠中絶は、特に不妊症の既往歴がある女性では一般的に許容されていない。 全胎児の妊娠継続には、早期産、生存可能性、長期の罹病という固有の問題が伴う。 他の代替法は、選択的中絶による胎児減数に関連する。 これらの選択肢の許容性は、カップルの社会的背景および根底にある信念によって異なる。 本レビューは胎児減数に焦点を当てた。

目的: 

多胎妊娠女性の待機的管理方針と多胎減数方針との比較を評価すること。

検索方法: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group’s Trials Register(2012年6月13日)を検索した。

選択基準: 

待機的管理をうけた母親と胎児のアウトカムを、多胎妊娠の選択的胎児減数を受けた女性のアウトカムと比較したデータを報告しているランダム化比較試験(RCT)。

データ収集と分析: 

2名のレビューアが別々に試験の質を評価しデータを抽出した。

主な結果: 

RCTは同定されなかった。

訳注: 

監  訳: 江藤 宏美,2013.2.19

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

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