妊娠中の無症候性細菌尿に対する治療期間

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著者の結論: 

抗菌薬の単回投与レジメンは、7日間レジメンより有効性が低かった。7日間レジメンを3日間または5日間投与レジメンと比較した検査について、より多くのデータが入手できるまで、無症候性細菌尿妊婦は抗菌薬の標準的レジメンにより治療されるべきである。

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背景: 

コクランシステマティック・レビューにより、妊婦における無症候性細菌尿の薬物治療によって腎盂腎炎リスクが顕著に低下し、早産リスクが低下することが示されている。しかし、単回投与療法が既存の長期抗生物質投与と同程度に有効であるかは明らかではない。

目的: 

妊娠中の無症候性細菌尿に対する異なる治療期間の効果を評価すること

検索方法: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Register(2011年8月31日)および同定した論文の参考文献リストを検索した。

選択基準: 

無症候性細菌尿と診断された妊婦を対象に、期間の異なる抗菌薬療法レジメンを比較している(特に、単回投与と長期投与レジメンを比較している)ランダム化および準ランダム化試験

データ収集と分析: 

レビューアが別々に試験の質を評価し、データを抽出した。

主な結果: 

1,622例の女性を含む13件の研究を選択した。すべて、単回投与を4日間または7日間投与と比較していた。試験の質は概して限定的であった。妊婦における無症候性細菌尿に対する「無治癒率」は、短期投与に比べて単回投与の方がわずかに高かったが、これらの結果は統計学的に有意ではなく異質性を示した。投与群とコントロール群の両方で同一の抗菌薬を使用した試験と両群で異なる抗菌薬を使用した試験を比較した場合、「無治癒率」リスク比は同程度であった。投与群とコントロール群で無症候性細菌尿再発率に統計学的有意はなかった。早産および腎盂腎炎について軽度のが検出されたが、1件の試験は別として、試験サンプル・サイズは不適切であった。単回投与は「あらゆる副作用」の報告の減少に関連していた。

訳注: 

監  訳: 江藤 宏美,2012.4.10

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

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