乳児疝痛予防を目的としたプロバイオティクス

本レビューの目的

本レビューの目的は、健常な乳児にプロバイオティクスを投与して乳児疝痛を予防できるかどうか、それが安全かどうかを調べることであった。

要点

プロバイオティクスが乳児疝痛の発生に与える作用はほとんどまたは全くないが、乳児の啼泣時間を短縮する可能性があり、安全性の懸念はなかった。しかし、疝痛の発症を低減できるかどうかについては、さらなる研究が必要である。

本レビューの成果

乳児疝痛は、世界中の多くの乳児およびその家族に影響を与える。乳児疝痛は、1日3時間以上が1週間に3日以上、少なくとも3週間以上継続する激しい啼泣のエピソードを特徴とする疾患である。

プロロバイオティクスは、摂取すると患者に有益な生細菌である。プロバオティクスは低価格で利用しやすく、この疾患への利用について、最近研究が行われている。

本レビューの主な結果

本レビューは6件の研究を対象とした。プロバイオティクス群の乳児に、各種プロバイオティクスをさまざまな投与量で投与し、プラセボ(偽薬)投与群の乳児と比較した。

本レビューは、プラセボと比較して、プロバイオティクスが乳児疝痛の発生に与える作用はほとんどまたは全くないが、啼泣時間を短縮させているようだということを明らかにした。副作用の報告に違はなく、重篤なイベントは1件の大規模研究で4件しか報告されておらず、これらはいずれも試験製品の投与に臨床的に関連する可能性は低かった。

本レビューの更新状況

今回、2018年1月までに公表された試験を検索した。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2019.09.30] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。  《CD012473.pub2》

Tools
Information
Share/Save