労働者のためのコンピューターベースと対面によるストレス管理プログラムの比較

このレビューの目的は何か?

職場でのストレス管理プログラムが、コンピューターを介して提供された場合と、人を介して提供された場合を比べて、異なる効果があるかどうかを調べたかった。この質問に答えるために、関連する研究をすべて収集し、分析した。ストレス管理プログラムの提供方法が、労働者のストレス軽減に与える影響を調査した研究は2件見つかった。

要点

提供方法によるストレス軽減効果は不明であった。コンピューターあるいは対面により提供された、同等のストレス管理プログラムを直接比較するためには、更なる研究を実施する必要がある。今後の研究は、恐らくこのレビューの結論に影響を与えると考えられる。

このレビューで何が研究されたか?
多くの雇用主は、従業員のストレスを軽減したいと考えており、必要であればストレス管理プログラムに投資することを厭わないでいる。職場のストレス管理プログラムは、コンピューターやモバイル機器、または人を介して提供された場合、従業員のストレスを軽減できることが示されている。しかし、提供方法自体がプログラムの効果に影響を与えるかどうかは不明である。そこで、労働者のストレスを軽減するための介入の提供方法(コンピューターまたは対面)の効果を評価した。

このレビューの主な結果は何か?

見つけた2つの研究では、159人の従業員が対象となっており、コンピューターでストレス管理プログラムを完了した後の労働者と、対面(実際の人間)から同じプログラムの内容を提供された労働者のストレスレベルを比較していた。どちらの研究も、個人または少人数のグループで参加者にストレスの認識と軽減の方法を教えていたが、結果は相反するものであった。

このレビューの更新状況

2017年2月までに公表された研究を検索した。

訳注: 

《実施組織》木下恵里 翻訳、阪野正大 監訳[2020.07.24]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD011899.pub2》

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