糖尿病網膜症に対するビタミンCおよびスーパーオキサイドジスムターゼ(superoxide dismutase :SOD)

糖尿病網膜症または糖尿病性眼疾患は、先進国での失明の主要因である。レーザー療法は現在、糖尿病網膜症の治療において主要な手段である。だが、レーザー療法は眼の重要な細胞を破壊する治療である。いわゆるフリーラジカル(身体組織にとって有害と考えられている物質)は、糖尿病患者の失明を予防または遅らせる新たな治療の影響を受けるという説がある。ビタミンCと「スーパーオキサイドジスムターゼ(superoxide dismutase :SOD)」の予備的な試験で、糖尿病網膜症の治療に重要な役割を果たすことが示唆されている。
これらの化合物を用いて妥当な方法で実施された臨床試験を探し出すために入念に検索したが、残念ながら、該当する試験を同定できなかった。今回のレビューに関する今後将来的な更新で、この有望な新たな治療法に関して重要な新情報が見つかる可能性はある。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD006695.pub2】

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