睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり)治療におけるオクルーザルスプリント

著者の結論: 

オクルーザルスプリントが、睡眠時ブラキシズムの治療効果が有るというエビデンスは十分ではなかった。それらの使用は睡眠に関しては疑問が残るが、歯の摩耗に関しては利益がある可能性がある。このシステマティックレビューは、さらに多くのランダム化比較試験を必要とし、割付の方法、アウトカムの評価、症例数の増加、十分な期間のフォローアップに注意を払う必要がある。クロスオーバー試験によるバイアスを排除するために、この研究デザインはパラレルでなければならない。睡眠時ブラキシズムの治療のアウトカムの標準化は、RCTによってなされなければならない。

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背景: 

睡眠時ブラキシズムは、睡眠中の食いしばり、歯ぎしりの口腔活動による特徴である。いくつかの睡眠時歯ぎしりの治療法は、薬物的、精神的、歯科的な治療法が提案されている。

目的: 

睡眠時ブラキシズムの治療のためのオクルーザルスプリントの効果を他の治療プラセボ、無治療と評価する。

検索方法: 

我々は以下を検索した。Cochrane Oral Health Group's Trials Register(~2007年5月);the Cochrane Central Register of Controlled Trials(CENTRAL)(The Cochrane Library 2007、Issue 1);MEDLINE(1966年~2007年5月);EMBASE(1980年~2007年5月);LILACS(1982年~2007年5月);Biblioteca Brasileira de Odontologia(1982年~2007年5月);Dissertation、Theses and Abstracts(1981年~2007年5月);このレビューにとって重要な抄録をハンドサーチした。追加報告は、検索された報告の参考文献のリストと睡眠時ブラキシズム治療に関する総説から特定された。言語による規制はしなかった。

選択基準: 

我々はスプリント療法と無治療、他のオクルーザル装置、他の睡眠時ブラキシズムへの介入との比較を行った、ランダム化、準ランダム化比較試験を選択した。

データ収集と分析: 

データ抽出は、独立し、複製して行われた。妥当性評価は、データ抽出と同時に行った。矛盾は議論され、3人目の著者に助言を求めた。主要な論文の著者には必要に応じて連絡をとった。

主な結果: 

32の潜在的に関連したランダム化比較試験が確認された。24の論文は除外された。5つのランダム化比較試験が選択された。オクルーザルスプリントは、口蓋スプリント、下顎前方移動装置、経皮的電気的神経刺激、無治療と比較された。それらは一つの一般的なアウトカム(覚醒指数)としてメタアナリシスに組み込まれた。メタアナリシスにおいて、オクルーザルスプリントと他の治療の間で統計学的有意のある違いは見つからなかった。

訳注: 

監  訳: 木森 久人,湯浅 秀道,JCOHR,2008.4.1

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

ご注意 : この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、Minds事務局までご連絡ください。Mindsでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。

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