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ランダム化比較試験に参加した患者と参加していない同様の介入を受けた患者のアウトカムの比較

この更新されたレビューでは、ランダム化比較試験(RCT)に参加することで有害あるいは有益な効果があるかどうかを評価した。RCTに参加した患者のアウトカムを、試験の対象となり、同様の臨床介入を受けたが参加しなかった患者のアウトカムと比較した。比較はRCT内外の「実験的」治療と「対照的」治療の比較を含む。平均して、RCTに参加した患者と参加しなかった患者のアウトカムは類似しており、比較対象の臨床介入の効果とは無関係に、RCTへの参加者は比較可能性が高いことを示唆している。

訳注

《実施組織》 阪野正大、季律 翻訳[2020.08.11]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《MR000009.pub4》

Citation
Vist GE, Bryant D, Somerville L, Birminghem T, Oxman AD. Outcomes of patients who participate in randomized controlled trials compared to similar patients receiving similar interventions who do not participate. Cochrane Database of Systematic Reviews 2008, Issue 3. Art. No.: MR000009. DOI: 10.1002/14651858.MR000009.pub4.