寄生虫妄想の治療法

寄生虫妄想(DI)の患者は、未知の病原体(ワーム、ダニや昆虫として記述されることがある)に感染していると信じて、かゆみや虫が這うような感覚として顕在化する。繰り返しの自己検査、日常のクレンジング、または原因物質を捕獲しようとする試みによって、患者は皮膚病変を引き起こし、継続的な侵入の妄想を永続させる。DIを持つ人は、開業医や専門医(皮膚科医や微生物学者など)の助言を求めるが、精神科医の助言を求めることは避ける傾向がある。

DIには主に2つの形態がある:一次性(妄想と異常な触覚を特徴とする障害)と二次性(別の定義された器質的または既往の精神疾患、または薬物乱用によって引き起こされる症状)。今回のレビューは、一次性DIに関するものである。一次性DIの明確な原因はなく、現在認可を取得している治療法もない。文献で報告されている治療法には、薬理学的(例えば、抗精神病薬)と非薬理学的(例えば、会話療法)の選択肢がある。

本レビューの目的は、プラセボと比較した一次性DIに対する治療の有効性を評価することであった。2019年3月に、関連する研究を調査するためにコクラン統合失調症グループの試験登録サイトを検索しましたが、見つからなかった。そのため、レビュー執筆者は、一次性DIに対する現在の治療法の効果についてコメントすることができなかった。著者らは、この分野でより多くのよく実施されたランダム化試験を求めている。

訳注: 

《実施組織》 阪野正大、季律 翻訳[2020.09.21]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD011326.pub2》

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