若い犯罪者の再犯を減らすための修復的司法会議

犯罪を犯す若者の数は、多くの国で懸念されており、特に再犯する若者の割合が高いことを考慮すると、多くの国で懸念されている。通常の法廷手続きの代わりとして、若い犯罪者に使用されるますます人気のあるテクニックは、修復的司法会議を行うことである。この会議には、犯罪者、被害者、双方の支援者、および会議コーディネーターの間の会議が含まれる。この会議では、関係者全員が自分の経験を共有し、犯罪によって引き起こされた被害を修復するための最善の方法を一緒に決定する機会を提供している。被害者の許しとともに、加害者が自分のしたことを償う機会を提供することは、関係者全員の満足度を高め、再犯の可能性を減らすことになると考えられている。このレビューの目的は、修復的司法会議に参加している若者は、通常の法廷手続きを経ている若者よりも再犯の可能性が低いかどうかを調べることであった。このレビューには4件のランダム化比較試験が含まれていた。調査結果は、介入後の再犯率について、修復的司法会議に参加している人と通常の裁判手続に参加している人との間にはなかったことを示している。また、自尊心の変化やプロセスへの満足度についても、この2つのグループ間では見られなかった。結果は、修復会議に参加している被害者の方が、裁判に参加している被害者よりも満足度が高いことを示しているのかもしれない。含まれた研究の質は低かった。参加者を介入群や対照群に無作為に割り付けたデザインを用いた、より質の高い研究が必要とされている。

訳注: 

《実施組織》阪野正大、井上円加 翻訳[2020.06.20]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD008898.pub2》

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