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反復子宮頸部指診(RDCA―指による子宮頸部検査)が、早期産(すなわち、妊娠37週未満の出産)のリスクに対するスクリーニング検査として、妊婦健診のルーチンの介入として奨励されている。
目的
早期産や母児に対する他の有害作用のリスクに対する妊娠中の反復子宮頸部指診の効果を評価する。
検索戦略
Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Register(2009年9月)とCENTRAL(コクラン・ライブラリ2009年第3号)を検索した。
選択基準
反復子宮頸部指診と臨床的適応に限定された内診または内診無しを比較しているすべての既知のランダム化臨床試験。反復頸部指診が早期産を減じることを目的とした複合介入の1つの要素に過ぎない研究は選択しなかった。
データ収集と分析
選択基準を満たしているかどうか、および方法論的質について、その結果を考慮することなく関連研究を評価した。3人のレビューアがデータを抽出した。すべてのデータ解析に対して、ITT原則に基づいてデータを入力した。二値データに対してオッズ比と95%信頼区間を計算した。
主な結果
合計7163例の女性を登録した2件の試験を選択した。妊娠37週未満の早期産が両試験で報告された。37週未満の出産のオッズ比は1.05(95%信頼区間0.85~1.31)であった(2件の試験、6070例の女性)。1件の試験(5836例の女性)は以下のアウトカムに対して2つの治療群の間で有意差を見いださなかった:34週未満の早期産;早期産前期破水;37週以前の入院;帝王切開;子宮収縮薬の使用;出産時低体重、出産時超低体重、死産、新生児死亡、新生児集中治療室入院;医療サービスの利用。他の事前指定アウトカムは選択された研究では評価されていなかった。データが不十分であったので、計画されたサブグループ解析を行わなかった。
著者の結論
早期産の有病割合を低下させるための妊娠中のRDCA使用を支持するエビデンスを見いださなかった。介入の有害作用を評価するにはエビデンスは不十分であった。
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