多嚢胞性卵巣症候群の女性に対する抗うつ薬の効果について

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性のうつ病の有病率は高く、ある研究では、PCOSではない女性の4倍であることが示されている。したがって、PCOSの女性に対する抗うつ薬の有効性と安全性を系統的に評価することは重要である。うつ病の有無にかかわらず、PCOSの女性に対する抗うつ剤の使用または不使用を支持するエビデンスは見つからなかった。二重盲検法を用いた、よくデザインされ、よく実施されたランダム化比較試験が行われるべきである。

訳注: 

《実施組織》杉山伸子、阪野正大 翻訳[2021.09.07]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD008575.pub2》

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