低ナトリウム食と高ナトリウム食が血圧、レニン、アルドステロン、カテコールアミン、コレステロール及びトリグリセリドに与える影響の比較

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著者の結論: 

低ナトリウム摂取は、正常血圧者における血圧の1%低下、高血圧者における血圧の3.5%低下、血漿中レニン、血漿中アルドステロン、血漿中アドレナリン、血漿中ノルアドレナリンの有意な増加、コレステロールの2.5%増加、トリグリセリドの7%増加をもたらした。概して、これらの効果は、2週間以上継続した研究で一定していた。

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背景: 

100年を超える研究が行われてきたにもかかわらず、予防的健康法としてのナトリウム摂取量の抑制に関する疑問は依然として解決されていない。

目的: 

低ナトリウム摂取と高ナトリウム摂取が、収縮期血圧と拡張期血圧(SBPとDBP)、並びにレニン、アルドステロン、カテコールアミン、コレステロール、高比重リポ蛋白(HDL)、低比重リポ蛋白(LDL)及びトリグリセリドの血漿濃度や血清濃度に与える影響を比較、推定する。

検索戦略: 

1950年から2011年7月まで、PUBMED、EMBASE、Cochrane Central及び関連性のある論文の参考文献リストを検索した。

選択基準: 

低ナトリウム食と高ナトリウム食にランダムに割り付けている研究を、少なくとも1つの上記アウトカムパラメーターを評価している場合に組み入れた。

データ収集と分析: 

2名のレビューアが別々にデータを抽出し、このデータをReview Manager 5.1で解析した。

主な結果: 

この2011年の更新では、計167件の研究を対象とした。 正常血圧の白人における低ナトリウム摂取は、SBPを-1.27 mmHg(95%CI:-1.88~-0.66)低下させ(p = 0.0001)、DBPを-0.05 mmHg(95%CI:-0.51~0.42)低下させた(p = 0.85)。正常血圧の黒人における低ナトリウム摂取は、SBPを-4.02 mmHg(95%CI:-7.37~-0.68)低下させ(p = 0.002)、DBPを-2.01 mmHg(95%CI:-4.37~0.35)低下させた(p = 0.09)。正常血圧のアジア人における低ナトリウム摂取は、SBPを-1.27 mmHg(95%CI:-3.07~0.54)低下させ(p = 0.17)、DBPを-1.68 mmHg(95%CI:-3.29~-0.06)低下させた(p = 0.04)。高血圧の白人における低ナトリウム摂取は、SBPを-5.48 mmHg(95%CI:-6.53~-4.43)低下させ(p<0.00001)、DBPを-2.75 mmHg(95%CI:-3.34~-2.17)低下させた(p<0.00001)。高血圧の黒人における低ナトリウム摂取は、SBPを-6.44 mmHg(95%CI:-8.85~-4.03)低下させ(p = 0.00001)、DBPを-2.40 mmHg(95%CI:-4.68~-0.12)低下させた(p = 0.04)。高血圧のアジア人における低ナトリウム摂取は、SBPを-10.21 mmHg (95%CI:-16.98~-3.44)低下させ(p = 0.003)、DBPを-2.60 mmHg (95%CI: -4.03,~-1.16)低下させた(p = 0.0004)。 高ナトリウム摂取と比較して低ナトリウム摂取により、血漿あるいは血清中のレニン(p<0.00001)、アルドステロン(p<0.00001)、ノルアドレナリン(p<0.00001)、アドレナリン(p<0.0002)、コレステロール(p<0.001)及びトリグリセリド(p<0.0008)に有意な増加がみられた。概して、この結果は、少なくとも2週間継続した研究の結果と同等であった。

訳注: 

Translated by: MINDS

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