多胎妊娠におけるアウトカム改善のための栄養指導

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著者の結論: 

多胎妊娠の女性に対する特別食または栄養指導が、有害性に増して利益をもたらすか否かを示すランダム化試験からの強固なエビデンスはない。RCTを実施する必要性は明らかである。

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背景: 

多胎妊娠は、単胎妊娠と比較して周産期死亡率および罹病率が高く、早産のリスクが高いことが主な原因である。母体の体重増加が特定の範囲内にあるとき、胎児アウトカムが最善となるため、多胎妊娠の女性は体重増加の促進を目的とした特別食(特に高カロリー食)を摂取する必要があることが示されてきた。しかしながら、後ろ向き研究における母親の「最適な体重増加」は、胎児の順調な成長および正期産または正期産近くの分娩(両方が良好なアウトカムと関連)を反映しているにすぎず、栄養補給により人工的に体重増加を促進することでは利益が得られない可能性がある。実際に、高カロリー食は摂取するのが不快で、過体重という長期的な問題につながりかねない。したがって、特別食が実際に多胎妊娠の女性およびその児に利益があるかを明らかにすることは重要である。

目的: 

多胎妊娠(2胎児以上)の女性に対する特別食または栄養指導の効果を評価すること。

検索方法: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Register(2011年1月31日)を検索した。

選択基準: 

初産婦または経産婦を問わず多胎妊娠(2胎児以上)の女性および児に関するランダム化比較試験(RCT)、「準ランダム化」研究、およびクラスターランダム化試験。クロスオーバー試験および抄録のみで報告されていた研究は、選択の対象外とした。

データ収集と分析: 

本レビューでは、選択する試験が同定されなかった。

主な結果: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Registerの包括的検索では、適格と考えられる試験報告は特定されなかった。

訳注: 

監  訳: 江藤 宏美,2011.11.1

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

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