内科的治療失敗後のアレルギー性鼻炎における鼻閉に対する下鼻甲介手術

著者の結論: 

本レビューは、内科的治療の失敗後のアレルギー性鼻炎での鼻閉に対する下鼻甲介手術の役割を評価するためのランダム化比較試験が必要であることを強調している。将来の試験は、デザインとデリバリーを厳密にし、成人患者と小児患者を分け、アレルギー性の患者と非アレルギー性の患者を混ぜ合わせず、長期結果と合併症を明らかにするまで十分な期間続ける必要がある。

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背景: 

アレルギー性鼻炎は非常に有病率の高い疾患であり、鼻粘膜の吸入アレルゲンに対するIgE依存性過敏反応から生じる。主としてアレルゲン回避や内科的治療により治療されるが、これらの方法が症状のコントロールに失敗した場合、鼻下鼻甲介に対する手術がしばしば実施される。これらの方法が長期で有益であるか否か、実際にリスクが利益を上回るか否かは不明である。

目的: 

証明されたアレルギー性鼻炎に対する最大限の内科的治療後も全く緩和されないまたは部分的にしか緩和されない鼻閉に対する下鼻甲介手術の有効性を評価し、異なる外科的技法を用いた成績を比較し、短期成績と長期成績を評価する。

検索方法: 

発表済み、未発表、進行中の試験を同定するため、以下のデータベースを初めから検索した:Cochrane Ear, Nose and Throat Disorders Group Trials Register;Cochrane Central Register of Controlled Trials(CENTRAL)(コクラン・ライブラリ 2010年第2号);PubMed;EMBASE;CINAHL;LILACS;KoreaMed;IndMed;PakMediNet;CAB Abstracts;Web of Science;BIOSIS Previews;CNKI;mRCT(Current Controlled Trials);ClinicalTrials.gov;ISRCTN;ICTRP(International Clinical Trials Registry Platform);Cambridge Scientific Abstracts;Google、および発表済みおよび未発表の試験を同定するための更なる情報源。CENTRAL用にデザインされた検索戦略に基づいたデータベースに対する主題戦略をモデル化した。最新検索日は2010年7月6日。

選択基準: 

証明されたアレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介手術と内科的治療継続を比較したランダム化比較試験(RCT)、あるいは、最大限の内科的治療後の下鼻甲介手術のある技法と別の技法の比較。

データ収集と分析: 

両レビューアが独自に、検索結果を選別し、関連性がある可能性のある研究のフルテキストを評価した。更なる情報を得るため、試験の著者に連絡を試みた。

主な結果: 

本レビューの選択基準を満たした研究はなかった。

訳注: 

監  訳: 内藤 徹,2011.7.12

実施組織: 厚生労働省委託事業によりMindsが実施した。

ご注意 : この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、Minds事務局までご連絡ください。Mindsでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。

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