血管性認知症治療に対するチ―リン煎じ薬使用の是非を検討するランダム化比較試験によるエビデンスは存在しない。

チーリン煎じ薬は、15種の中国薬草の固定配合剤であり、脳血管の拡張、脳血流量の増加、血清コレステロールの減少に寄与すると考えられている。チーリン煎じ薬のランダム化プラセボ比較試験は特定されず、従って本レビューでは、有効性と安全性を評価することができなかった。チ―リン煎じ薬のランダム化プラセボ比較試験の実施が必要である。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD004670.pub2】

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