クランベリーが尿路感染症に有用な治療かどうかのエビデンスが明らかになることが期待されている

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クランベリーには、膀胱壁への細菌付着を防ぐ物質が含まれている。この物質による作用が、膀胱や尿路における感染症(UTI)予防の役に立つ可能性がある。特に高齢者のようなUTIのハイリスクグループで、クランベリー(通常はクランベリージュースとして利用)が、治療のために使われてきた。クランベリーには有害な副作用がほとんどない。本レビューでは、UTIに対するクランベリーの効果(クランベリージュースまたはその他のクランベリー製品の効果)に関してのエビデンスが得られなかった。

訳注: 

《実施組織》 小林絵里子、阪野正大 翻訳 [2020.10.13] 本レビューはCD001322(1998年10月26日出版)のアップデート版である。CD001322の翻訳は、厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2017.11.15] が実施した。《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD001322(2020年8月19日出版)》